4年前にあのような事件があったにも関わらず、動物愛好家を苦しめる悲劇は繰り返されました。現在、栃木県鬼怒川の問題はペット葬祭業者(ペット葬儀社)との犯行ではという声が挙がっています。誰が犯行に及んだとしても、遺棄されたという事実は変わりませんので、遺棄された小型犬や、その飼い主さんの思いを察すると言葉が見つかりません。本当に心からご冥福をお祈りします。
しかし今回の犯行がもしペット葬祭業者でしたら、国や各政党に『ペット葬祭業への真の規制』をと働きかけてきた当会としてはこんな残念で悔しいことはありません。
1年前に施行された新・動物愛護管理法では改正時に、ペット葬祭業を動物取扱業に追加されるかどうかの話し合いの場が何度かもたれました(当会の代表は、環境省2回、各政党2回のすべての会合に、ペット葬祭業では唯一参加しています。)
パブリックコメントではペット葬祭業の必要性や、ペット葬祭業の規制を国民が多く望まれたにも関わらず、動物愛護管理法の中で規制をかけるには時期尚早や限界があるなどを理由に、次回改正時の『附帯決議』として見送られました。
よって現在もペット葬祭業は無法地帯と言ってもいいでしょう(一部地域により条例を設けているところはあります。)
ペット葬祭業に真の規制を求める専門の会として、業界の中で『動物愛護管理法では限界、新法、別法で規制を』と打ち出している唯一の会として、全身全霊で真の規制に向け取り組んでいきたいと思います。